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コラム執筆 第6回

安川接骨院総院長の安川元也が
医療サポーター最大手「ダイヤ工業株式会社」様のサイトでコラム執筆を行っています。
第6回目の内容をご紹介します!


前回のコラムでは子どもの身体の現状と、子どもの身体を強くする為の【腰部・肩】の体操を紹介しました。


今回は子どもの身体を強くする体操【股関節・足首】をご紹介します。

股関節の運動

股関節は骨盤と太ももの骨から構成されます。子どもの疲労骨折の多い部位になる他、腰部や膝のトラブルの原因ともなり得る臨床上重要な関節です。


また、【腰部・肩】同様、猫背姿勢の影響を受けている関節です。股関節の中でも特に後面(お尻側)の筋肉の機能低下が多くみられる傾向にありますので、今回は股関節の後面の運動を紹介します。

大殿筋ストレッチ(腹臥位)

 

改善の運動はこちらより!


ハムストリングスストレッチ(立位)

(※痛みが起きない程度に行ってください)

 

この運動を朝起きた際や寝る前に行いましょう。
またスポーツを行なっている子どもは、運動前の準備運動にも行ってください。

足首の運動

足も股関節同様、子どもの疲労骨折が多い部位です。足首の機能低下によって、しゃがめない子どもが増えています。


この様なケースは、足周辺の怪我をする子どもに多く見られます。


足首の機能低下が起きている場合、症状が改善しても再発するケースが多く臨床上、足首の機能改善はとても重要です。

今回はこのしゃがむ動作を改善する運動を紹介します。

ヒラメ筋ストレッチ(立位)


腓腹筋ストレッチ(長座位)

(※痛みが起きない程度に行ってください)

 

この運動を朝起きた際や寝る前に行いましょう。またスポーツを行なっている子どもは、運動前の準備運動にも行ってください。

身体の機能低下が不良姿勢に繋がる

子どもの関節や筋肉などの運動器の異常(子どものロコモ)に対して、注意喚起や対策を提唱している【認定NPO法人 全国ストップ・ザ・ロコモ協議会】では、子どもの身体の機能低下と姿勢不良の関係を指摘しています。

 

姿勢不良の積み重ねは、徐々に子どもの身体を蝕んで行きます。

接骨院では姿勢不良の相談も多く、お母さんたちの関心の高さを感じます。
姿勢を整える事は、子どもの骨格形成や怪我予防、運動機能の発達において、とても重要です。


前回ご紹介した【腰部・肩】の運動は姿勢改善においても、とても重要な運動です。今回の【股関節・足首】と合わせて習慣化しましょう!

成長期の子どもの習慣は、生涯の健康に大きな影響を与えます。いきなり100点満点を習慣にする事は難しいので、できる事からコツコツを行ってください。

 

※改善の運動はこちらのからご覧になれます!

監修 一般社団法人全国地域育整協会 代表理事
安川接骨院グループ 総院長
安川 元也 先生